耳鼻科の病気について
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急性副鼻腔炎について -抗生剤を飲むのは、どんな時?-

●はじめに

副鼻腔炎(ふくびくうえん)というと、何か特殊な病気のようですが、実は鼻カゼそのものです。 鼻水が出ていれば、副鼻腔炎です。ほとんどは、自然に治りますが、まれに、抗生剤を飲んだ方がいい場合があります。 どんな時に抗生剤を飲んだ方がいいのかを中心に、副鼻腔炎について説明します。

●急性副鼻腔炎とは

まず、副鼻腔(ふくびくう)というのは、顔の中にある空洞のことです。 その空洞にうみがたまるのが、副鼻腔炎です。 副鼻腔があるのは、おでこや頬骨の奥、目の間です。(詳しい場所はネットで調べて下さい) この副鼻腔は、鼻の中とつながっていて、普段は空気が出入りしています。 しかし、カゼをひくと、鼻の中だけでなく、鼻とつながっている、副鼻腔にも炎症が広がり、副鼻腔炎がおきます。 つまり、カゼをひいて、鼻水が出ていれば、副鼻腔炎はおきている、ということです。

●副鼻腔炎の原因は?(細菌なのか、ウイルスなのか?)

カゼでなるので、ほとんどの場合、ウイルスが原因です。 しかし、まれに、細菌が原因の場合もあります。 細菌が原因で、重症の場合は、抗生剤の出番です(詳しくは後で)。

●副鼻腔炎の経過は?(ほっといても自然に治るのか?)

たまったうみは、鼻の中へ出て、自然に治ることがほとんどです。 ただ、鼻はよくかんで下さい。鼻水がたまっていると、炎症が長引きます。 まだ自分でかめない子どもは、鼻水を吸い取りに来ましょう。早く治ります。 また、鼻水が貯まっていると、ノドに落ちて、痰がらみの咳の原因になります。

●抗生剤を飲むのはどんな時?

原因のほとんどを占めるウイルスに、抗生剤は効きません。 使うのは、細菌が原因で、かつ、重症の時のみ。 重症じゃない場合は、抗生剤を飲んでも、早く治るわけではありません。 また、早めに抗生剤を飲んでも、ひどくなるのを、予防できるわけではありません。

では、重症のサインは何か? それは、「頭痛」や「顔の痛み」です。 特におでこの辺り、目の下(ほっぺたの辺り)、両目の間、目の奥が痛くなったら重症です。こうなったら抗生剤を飲んだ方がいいです。 その他、下を向くとよけい痛くなる時や、上の歯が痛い時も飲んだ方がいいです。 子供には、その辺りが痛くないか、聞いてみて下さい。

●鼻水が「ねばっこい」のは、菌が多いからですか?

と、よく聞かれます。 誤解されている方が多いのですが、鼻水に色が付いたり、ねばっこくなるのは、菌が多いからではありません。

鼻水が出ると、白血球の一種の好中球(こうちゅうきゅう)が集まってきます。 この好中球自体が緑色なことと、鼻の粘膜がはがれたもの(これがねばっこい)、が混じって、緑や黄色の、ねばっこい鼻水になるのです。 つまり、鼻水がねばっこいのは、菌が多いからではありません。 こういう訳で、ねばっこいから抗生剤を飲むというのは、誤りです。

●アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎

アレルギー性鼻炎の方は、ちょっとウイルスが入ってきただけでも、副鼻腔炎になりやすいです。

鼻の中と副鼻腔がつながっているところは、細いすきまです。 アレルギーの方は、鼻の中だけじゃなくて、このすき間も、つまり気味になっています。 ここが通っていると、たまったうみが、自然にぬけられますが、つまると、うみが抜けなくなって、たまってしまう。 これが副鼻腔炎になりやすい理由です。 副鼻腔炎に何度もなる方は、普段からアレルギーの治療をしっかりやって、鼻の通りをよくしておくと、なりにくいです。

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